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日本の美学とバレエ衣装

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Japanese Aesthetics

 

日本建築の様式美の一つに、『欄間』が存在します。

 

現在の住宅デザイン事情では、欧米化してしまったため、欄間がある家は少なくなってしまったかもしれないので、ピンとこないかも知れませんが。

日本間の空間を分割するのに、襖があり、その上にある横長のスペースに欄間という彫刻が入っています。

 

「デザイン」とは機能と美がマッチしてるところにありますが、欄間の役目も元は光の調節や風通しのため。

そんな機能に加え日本人の美意識があのカタチを生み出したのでしょう。

 

あの小さなスペース(実際は数センチ~数十センチの厚みはありますが、感覚的には2次元の分類)に入った板に、アラベスクのような流動的な線であったり、幾何学模様であったり、鳥や龍をモチーフにしたようなおもいっきり絵画的であったり。。

手前と奥の認識が強く、今で言う3D画像の発想を彷彿させます。

まさに飛び出す絵の概念に近い気がします。

舞台の奥行きの作り方ともホントに類似している!

 

 

何より欄間の素晴らしさは、その存在している位置。

空間と空間の間。

両面から、その美しさを体感できるところです。

絵画は片面側からしか楽しめない。表と裏があるから。

でも欄間は表と裏がなく、両方表。

そしてさらに、そこから漏れる光と影のコントラスト。

光が床に影絵を描いている。

この発想ってスゴイと思います。遥か昔からのアイデアですからね。

洒落た空間演出です。

 

でもそれ自体は決して主張はせず、静かに存在している。

「茶道」とか「花道」とかすべて所作を美しく魅せる静かな空間造り。

そういう美学、素敵ですね。

控えめだけど、でも注目してしまう。なぜなら、その存在が周りの存在を引き立てるから。

 

そんな静かな衣装を作りたいと、欄間を通して思うわけです。

 

 

 

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